じゃ、映画観に行くか

書類を送ってくれると約束してくれた人から一週間経っても音沙汰がないので連絡してみました。

「あ、これから６月頭までイタリア行ってくるノシ書類はそれからでもいーい？」

てめえ締め切り来週だって言ってんだろうが！

もうオランダ人って毎回こんな感じ。アホすぎて可愛い、大好き。

明日まではそんな感じで書類の到着待ち＆返事待ちだなあ。
今日は「エルム街の悪夢」リメイク版の公開日だなあ。IMDBの評価見たら糞っていうよか可もなく不可もなくの普通の映画みたい。ちょっと残念。
個人的にツボに来る映画は大抵「駄作」の烙印を押されてるので楽しみにしてたんです。
「ダレンシャン」とか「ハロウィン４」とか最高じゃねえか。
公開期間がやたら短かったりDVD化すらされてない私的名作がもっとあるんだけど今は思い出せない。

ところで「HACHI」を日本以外で最初に公開したのってオランダなの？GJ過ぎる！ちゃんとクリスマスシーズンにやってくれました。劇場で周りに心配されるほど号泣したのはこれと「縞模様のパジャマの少年」です。アメリカは結局劇場公開しなかったのか…。

「グラン・トリノ」「フィリップ、君を愛してる」「The Ghost Writer（ユアン主演、ポランスキー監督の新作） 」「UP（カールじいさんの空飛ぶ家）」を見ました。じいさんと犬とユアンでお腹いっぱい！

続きにちょろっと感想。

「グラン・トリノ」

イーストウッド氏が渋い。とにかく渋い。あの「ゴミ共が、俺の家の周りに入ってくるんじゃねえよ」って皺一本一本に刻み込まれたような偏屈な顔がたまらん。銃で撃つ真似での挑発もたまらん。隣人のパーティーで目の前にどんどんご飯積まれるイーストウッド氏とモン族のおばちゃん達の対比もたまらん。

おじいちゃん萌えにはとにかくイーストウッド氏のツンデレじいさんぶりと渋いキチガイぶりの格好良さがたまらん映画でした。ラストも悲しいけど何だか救いを感じたなあ。この人はこれで自分自身の心を救ったんだなあとしんみり。もっと年取ってみたら泣くんだろうなあとか思った。まだそこまでは涙でなかったので。
隣人のスーが可愛かっただけに後半が可哀想でした。一番酷い目に遭ってる…。タオの役者が大根なのは認めるがそりゃあイーストウッドと並べたら酷ってもんでしょう。一生懸命でなんか愛着湧いたから好し。

シニアサービスの特別上映でおじいちゃんおばあちゃんに囲まれて観ました。
孫と息子夫婦との老人ホームやらの下りで皆爆笑してたのが印象的。

「フィリップ、君を愛してる」

公開時の新聞に「凄く…ゲイです…」と書かれてた一作。同性愛者も結婚出来るオランダにいるからこそ、「ゲイで何が悪い！」って開き直る主人公が面白かった。
ユアン可愛いよユアン。実話なのが吃驚しました。ジム・キャリー、ちょっとそこ代われ。

「The Ghost Writer（ユアン主演、ポランスキー監督の新作） 」

同じくユアン主演のこちらはシリアスなドラマ。これを朝に見て、同じ日の夜にフィリップを見た。何と言うユアン尽くしwwwwww

ゴーストライターを生業にする主人公は、英国首相の自伝の手掛ける事になる。
首相の身辺を取材する中で彼は自分がとんでもない事実に近づき過ぎてることを知る。

予告のようなハラハラドキドキを予想してたら前半は割と緩やかで肩すかしを食らいましたが、伏線とともに緊迫感はジワジワと迫って来て、後半は一気に魅せてくれます。ラストの演出が面白いです。ユアンの声は何であんなに儚げで妖しいんだ。ハニーボイス。

「UP（カールじいさんの空飛ぶ家）」

誕生日に貰ったDVD。これは…開始１０分で名作認定。テイストがドタバタに変わる後半も犬が犬が犬が犬が犬が犬が犬が犬がああああああああ！となったので無問題。動きヤベエ。CGだと分かっているのに、まるでパペットみたいな表情があってデジタルだとつい忘れてしまう。アルファたん可愛いよアルファたん。女の子じゃないの？女の子と言う事に脳内で補完。

これをDVDでくれた友人に感謝。これは繰り返し見たいわー。
これを見てる最中何度もおじいちゃんにも他人にも優しくしようと思った。