ゴッヤゴヤにしてやンよ

ヲユキはスペイン絵画をちょっとだけ齧った事がある。
昔、ガウディのサグラダ･ファミリア教会建設に参加するのを夢見て、スペイン美術史を取ってたから。
本来ならそれには建築を学ぶべきだったんだが、まあいい。

スペイン絵画の巨匠に会えたからね。
エル･グレコー！ベラスケスー！そしてゴヤ。

今回マドリッドに行って何が楽しかったってね、マドリッドにはゴヤの作品がいーーっぱいあるんですよ。
超有名な一級品から、画集にないようなマイナーな作品までゴロゴロ。

ゴヤの「黒い版画」が好きでも、ルーブルとかで見るゴヤの油絵にはピンと来なかったんだけど、今回腹いっぱい見れて満足しました。

行ったとこメモ

・プラド美術館（ゴヤに限らず名作の宝庫、しかし閉館2時間前から入場無料って何その太っ腹）
・王立美術アカデミー（自画像の他、タペストリー･デザイナー時代の下絵とか）
・同上版画部門（ゴヤ･オリジナルの銅版画原版＆プレス機に鼻血ブー）
・王宮（王宮画家だった当時の国王夫妻の肖像画）
・ゴヤのパンテオン（礼拝堂の天井画、すごい鳥肌物）

出来たら彼が勤めてた王立タペストリー工場の美術館も行きたかった…。
王宮のガイドさんが教えてくれたんだけど、調べたら平日だけの昼までしか開いてないんだってさ。
二日の日程じゃ無理でした。
でも工場は18世紀から現在まで稼動してるんだとか。
王政の力って凄いよね。

ゴヤの絵って塗りとかざっくりしてて結構適当なのに、人物の顔や手の表情が凄く深くて暖かくて優しくて、包まれるような気分になる。
印象派に近いかもしれない。

いいもん見せて頂きました。